注意が必要なクリニック
池袋の某ED/AGAクリニック、新宿の某ED/AGAクリニック、横浜の某皮膚科診療所で、グラクソスミスクライン(GSK)から発売されているザガーロ(男性型脱毛症治療薬)の同一成分で安いとして、同メーカーから前立腺肥大症治療薬として発売されているアボルブ(0.5mg)を男性型脱毛症の代替薬として勧める事象が確認できています。
ザガーロ vs アボルブ
ザガーロ vs アボルブ 同一部分
ザガーロ(0.5mg)とアボルブ(0.5mg)は同一メーカー、同一成分で、双方承認薬ですが異なる部分が存在します。
ザガーロ vs アボルブ 異なる部分と注意事項
薬価基準未収載の薬と薬価基準収載の薬であること
自由診療のクリニックではなく、保険診療の医療機関で処方されると保険適用になるのがアボルブ(0.5mg)のため自由診療のクリニックに行く理由がない。ザガーロは薬価基準未収載のため自由診療でも保険診療の医療機関でも保険は利用できない。
メーカーが定める適用症が異なること
「男性型脱毛症」対「前立腺肥大症」で其々の薬品は処方目的が異なるため処方する医師やクリニックの経営の倫理感に疑問を感じる。
結論
医薬品副作用被害救済制度の利用ができないので、このようなクリニックには行ってはいけない。万一の際は自己責任と書面を交わさせられる場合、当該クリニックも責任を負えないという意味と解釈できる。