ミノキシジルの処方

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ミノキシジル(Minoxidil)とは

ミノキシジルは、1960年代にファルマシア・アップジョンという製薬会社が高血圧の治療薬、降圧剤(経口剤)として開発された成分です。

ミノキシジルを服用した治療中の患者が多毛症になることから、降圧剤の副作用として発毛効果があることが発見され、1980年代に発毛剤として転用するために開発されます。

海外では、薄毛改善や発毛の外用剤「RogaineR(2%ミノキシジル)」として発売されました。
「ロゲイン」という商品名をご存知の方も多いのではないでしょか。

その後、アップジョン社はファイザー社に買収されます。
ファイザー社は、OTC事業部門をジョンソンエンドジョンソン(J&J)に売却し、現在はJ&JグループのMcNEIL(マクニール社)が販売しています。

日本では、1999年に、大正製薬が一般用医薬品(大衆薬)としてミノキシジル成分1%配合「リアップ」を発売しました。
2009年にはミノキシジル成分5%配合「リアップX5」も発売されています。

2017年秋には、「スカルプD」を主力製品とするアンファー株式会社からミノキシジル5%配合「メディカルミノキ5」が発売予定です。
しかし、添付文書に不備があったことから発売が延期されているとの情報もあります。

ミノキシジルの効果・作用

ミノキシジルは、血管を拡張することで血圧を下げる降下剤として、長年、海外で利用されてきました。

そのミノキシジルをAGAにおける外用剤としての塗布よりも、内服薬として利用することで、全身の毛細血管が拡張され血流が良くなります。

頭皮の毛細血管も拡張しますので、血液によってアミノ酸、ミネラル、酸素などの栄養が効率よく毛乳頭へと運ばれ、毛母細胞の分裂が活性化することで、毛髪が育成されるというのがミノキシジルの発毛メカニズムです。

他にも、ミノキシジルのメリットとして考えられているのが、毛細血管の新生作用(血管新生)です。

毛細血管を拡張して血流を良くすることで、既存の血管から新しい毛細血管ができる生理現象のことを指します。
新たな血液の通り道を作ることによって、発毛への効果が高くなると考えられているのです。

ミノキシジルタブレットとは

ミノキシジルタブレットは、ミノキシジルの内服薬で、略して「ミノタブ」とも呼ばれます。

海外では、内服薬の血圧降下剤としてミノキシジルタブレットは認可されていて、AGA治療薬としては未承認です。
日本国内では、血圧降下剤としてもAGA治療薬としても厚生労働省から認可されていません。

大正製薬「リアップ」のように、厚生労働省から一般用医薬品における壮年性脱毛症の毛髪用の外用剤としてのみミノキシジルは認可されています。

これはED治療薬における海外ジェネリックのように、日本国内でミノキシジルを内服薬として使用した場合の副作用は、全て自己責任としての服用になることを意味しています。

当院では、全ての治療薬を厚生労働省から承認されている薬剤のみ取り扱っていますので、内服薬としてのミノキシジルタブレットの取扱いもありません。
他のAGA治療クリニックでは、ミノキシジルタブレットの処方もされていますが、服用される方は上記のことにご注意ください。

ミノキシジルタブレットは、「2.5㎎」「5㎎錠」「10㎎」の3種類の錠剤があります。
薄毛の状態により用量の調整をしますが、通常は1日5mgで服用し続けることで様子を見られることが多いです。

ミノキシジルタブレットを服用してから、早い方だと3~4ヵ月で発毛効果を実感されますが、通常6ヶ月間の連日投与がおすすめされています。

ミノキシジルとプロペシア・ザガーロとの違い

もともと、ミノキシジルは経口血圧降下剤として開発されました。
プロペシアの有効成分「フィナステリド」、ザガーロの有効成分「デュタステリド」は、前立腺肥大症の治療薬として開発されてきました。

プロペシアとザガーロに限っては、日本国内でもAGA治療薬として厚生労働省に承認されている国内正規品です。

もともと高血圧の治療薬と前立腺肥大症の治療薬であったことから、薬理作用やメカニズムが異なります。

ミノキシジルは、内服薬や外用剤のいずれの場合でも、毛細血管を拡張して栄養を効率よく運ぶことで毛母細胞の分裂を活性化し、毛髪の育成が促されます。

プロペシアやザガーロは、男性ホルモン「テストステロン」が、5α還元酵素(または5αリダクターゼ)という酵素によって変換されることでDHTが産生されます。
そのAGA(男性型脱毛症)の原因物質DHTの産生を阻害することで、髪の毛の成長期を正常なサイクルに近づけ、発毛を促して、太く長い毛が増やしていきます。

このように、発毛環境を整えるミノキシジルと、原因物質を阻害するプロペシア・ザガーロは、メカニズムが異なります。
さらに、それぞれにAGA(男性型脱毛症)における利点があることから、多くのAGA治療のクリニックで併用が勧められています。

日本皮膚科学会のガイドラインにAGA治療データに基づいて推奨された組み合わせとして、「ミノキシジル+フィナステリド」があり、AGA治療の主流となっています。
そのガイドラインでは、AGA治療のランク付けがされていて、ミノキシジルとフィナステリドはAランクの評価です。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルタブレットには、全身の多毛、赤ら顔、低血圧、反射性高血圧、腎性全身線維症(腎不全、皮膚の硬化、関節拘縮をきたし、身体機能障害に陥る病気)、高カリウム血症、多臓器不全等が挙げれます。

副作用が強い薬のため、本来は最低半年に1回、血液検査、心電図検査、尿検査等のメディカルチェックを行うことが必要です。

すでに説明したように、日本国内では、ミノキシジルを血圧降下剤としてもAGA治療薬としても厚生労働省から認可されていない成分です。
海外でもAGA治療薬の内服薬としてミノキシジルを承認している国はありません。

他のAGA治療のクリニックで、ミノキシジルタブレットの処方を受けられる方は、必ず用法・用量を守り、医師の説明や診断を仰ぐようご注意ください。

遠隔診療ポケットドクター

お気軽にご相談・お問い合わせください TEL 03-5950-3310 診療時間:12:00~21:00
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